高品質で丈夫な細部までこだわった壁面収納 |オーダー家具制作 東京 ストアリビング

制作事例特集その2

■某クリニックさんにて

調布にあるクリニックさんからのご依頼により
オーダー家具を制作いたしました。

左の画像は収納室です。
この中を有効活用したいとの要望でした。
右には掃除用流し(SK流し)、画像では見れませんが左には分電盤、
天井は蛍光灯と換気扇があります。
収納庫は広いのですが、
棚など無いとなかなか使い勝手がよくありません。
と言うことで、今回は収納棚を制作・設置しました。

いきなりですが、搬入完了です。
搬入時は慌ただしく写真を撮れないのが現状です。

オーダー家具はこれだけではありませんが、
背板の裏側を見てください。家具の裏面です。
縦横約35センチピッチで芯材が入ってます。
通常は縦横45センチピッチですが、
何故こんなにも細かく入れてるのか...。
頼まれもしないのに何故???
(最後まで読んでいただければ分かります。)

またまたいきなりですが、施工中です。
施工中はなかなか写真を撮る暇がないのが実情です。
忙しいのなんのって…(汗)

あれっ!
側板と側板との間の真ん中辺にスキ間が...。

よくよく近づいて見ても...。
確かにスキ間が...気になる。
ビスで止めればスキ間は無くなりますが、
こんな目立つ場所にビス打ちすると格好悪いし...。
何故スキ間がでるのか?家具本体の自重によるものです。
例えば板を垂直に立てて見て下さい。板の自重でたわみますよね。
その原理と一緒です。

上はピッタリくっ付いてます。

下もピッタリくっ付いてます。

斜め横から見るとこんな感じです。
気になるな~

と、思っていたら、取付職人さんが何か始めました。
何を始めたかと言いますと、棚柱を外しました。
棚柱で隠れる場所からビス止めしようということです!

何という事はありませんが、ひと手間掛かります。
手間が掛かるのでビス止めして
化粧キャップで誤魔化す取付職人さんもいますが、
ストアリビングはそのような取付職人さんはいません!
見た目を気にするのがストアリビングのポリシーです
ビス止め+化粧キャップで誤魔化すのはNGです!

ビスが表面から出っ張らないようにサラモミ加工をします。
これまた、ひと手間。手間を惜しんでは良いモノはできません!

棚柱で隠れる部分からビス止めし、再度棚柱を取付けます。
ちなみに一度ビスを抜くと強度が落ちますので、
ビスを抜いた穴に木栓を入れてます。
しつこいようですが、これまた手間が掛かりますが手間を惜しみません。

復旧した画像です。
真ん中がピッタリとくっ付きました。
見た目もOK!

よくよく見ても。
くっ付いてますね!

休憩後、取付後の撮影をと思いましたが、
休憩から戻ると既に収納されていました。
クリニックで働く皆さんが待ちに待ったオーダー家具ですからね。
テーブル、ヨガマットから色々な小物、収納物が綺麗に収納されました。
収納庫だったスペースが家具を設置することにより
効率的に収納することができました。

さて、最初の背板に細かく入れた芯材は何だったのか?
画像を良く見てください。
折りたたみテーブルを収納するため、家具の背板の強度を上げるためです。
家具の背板にテーブルがぶつかっても大丈夫です!

これが、計らいと言うものでしょうか。
見えないところも手を抜かず...て、当たり前の事なんですけどね。
要望が無いにも関わらず、収納物を考え家具を作るのがストアリビングです。

ご自宅の既製品の家具を見ていただきたいと思います。
一度設置してしまっていますので、なかなか見るのが大変かと思いますが...。
多分、残念なことに背板に芯材は入っていないかと思います。
多分、合板が1枚のみかと...。

壁に家具をビス止めして地震でも倒れないと言いますが、
背板がしっかりとしていなければ、背板を残して家具は倒れます。
また、天井との間に付ける突っ張り棒は気休めです。
基本は背板をしっかりと頑丈に作り、壁の下地のあるところにビス止めするのが基本です。

ストアリビングでは当たり前ですが、背板はテーブルが入らない場合でも
しっかりと強固に作ります。地震がきたら家具は凶器になりますからね。
既製品家具とオーダー家具との違いのほんの一部分の話しでした。